HSP-Gの日常

アラ還のHSP爺(G)の、サバイバル日記です

ふぞろいの林檎たち

昨年亡くなった山田太一脚本のテレビドラマ「ふぞろいの林檎たち」が好きだった。

特に最初のシリーズが大好きだった。

最初のシリーズの主人公たちは大学4年生の設定だったが、その頃Gも大学生だったので、自分事のような気持ちで、かなり感情移入して見ていた。

その頃大好きだったサザンオールスターズの曲が随所に使われていたことも、はまった理由の一つだ。

10年ほど前だったと思うが、休日の昼下がり、ネットでこの「ふぞろいの林檎たち」を見ていた。

そのとき妻に、「このドラマ、おもしろかったなぁ」と、話をふったことがあった。

すると妻は「わたしはあんまり好きやなかった」と意外な言葉を返してきた。

「なんで?」と聞くと、「わたしの学生時代は、経済的に苦しくて、対人関係もあまり良くなった。あんなふんわかとした学生生活は、自分とは無縁やったから」とのこと。

劇中の人物たちは、学歴差別に苦しみながら、それぞれ苦労して生きていたように思うが、妻から見ると、「自分とは無縁のふんわかとした学生生活」に見えたようだ。

確かに妻の青春時代は、気の毒な境遇だった。

中流家庭でのほほんと生きてきたGには、想像もつかないような苦労をしてきたのだろう。

これ以降、「ふぞろいの林檎たち」は、妻がいないときに見るようになった。

新NISA狂騒曲

今、新NISAの広告・宣伝が、世の中にあふれかえっている。

まるで確実に利益を生み出せる「打ち出の小槌」のような扱いだ。

しかし、新NISAは投資であり、当然のことながら、損する可能性もある。

だが、そうしたリスクに関する言説は、わずかしか見聞きしない。

これは非常に危険な状況だと思う。

特に、米国株などの外国株に関しては、これから徐々に円高に向かっていくことから、為替差損が発生する可能性が高く、多少値上がり益が得られても、円高によりそれが帳消しとなる恐れがある。

投資で儲かっている人たちはごく一握りの人たちであり、多くの人たちは投資で損をしている。

GはFXの損失を株の利益で補って、収支は若干のプラスとなっているが、このような状態に至るまでに、30年くらいかかっている。

Gを含め、凡人の場合、初心者が投資で儲けるというのは至難の業だと思う。

良識ある投資家から、警鐘の声がもっと出てくることを、切に願う。

年始の挨拶が憂鬱

今日は1月3日。

明日から仕事ということでブルーになっている方が多いと思うが、もちろんGもその一人だ。

仕事が始まるということも憂鬱だが、それ以上に憂鬱なのが、年始の挨拶だ。

前にも書いたと思うが、誰に対して、どいういう順番で、どういう口上で… ということを考えると、心がしんどくなる。

早く仕事を引退して、年始の挨拶に悩む必要がなくなる日が来ることを、心から願っている。

 

 

 

日本シリーズ第7戦は見ない… つもり

この前に書いた「広島の逆転優勝」は何とか回避することができたが、ホームランバッター不在という阪神の課題は、日本シリーズの中でも際立っている。

何とか頑張って3勝3敗に持ち込んだが、今晩の第7戦は、残念ながら、長打力に勝るオリックスが勝利するだろう。青柳vs宮城という、歴然とした投手力の差もあるので、ひょっとすると、大差がついてしまうかもしれない。

感情移入しやすく、かつ、めっぽうメンタルが弱いGは、がちで応援して大敗すると、明日からの仕事に差し支えるくらいの大きなダメージを受けてしまうので、「試合を見ない」というのが、最良の選択肢となる。

劣勢でも常にポジティブに応援する妻からはあきれられているが、持って生まれた性格なので、どうしようもない。

蛇足だが、妻はポジティブな人間で良かったと、つくづく思う。Gのメンタル疾患が寛解したのは、ひとえに妻のおかげだ。

 

 

広島逆転優勝の悪夢。HSPの阪神ファンは、もう野球を見ない方がよい

Gは関西人のデフォルトである阪神ファンなのだが、数日前から阪神戦のテレビ観戦をやめた。

冷徹な眼を持った人ならわかると思うが、広島の逆転優勝の可能性が徐々に高まってきている。

阪神にこのまま感情移入していると、「逆転優勝」を目の当たりにして、非常に大きなショックを受ける可能性があるので、野球から距離を置くことにしたのだ。

そしてGは、既に来シーズンを見ている。やはり、ホームランを打てる助っ人が必要だ。投手力だけでは優勝は難しい。

とりあえず、Gが生きている間にもう一度優勝し、あわよくば日本一になってほしいと願っているが、まだ20年くらいは頑張って生きるつもりなので、今年はもういい。

長年、阪神ファンをやってきたベテランHSPの方なら、このへんの心持ちはご理解いただけると思うのだが…

 

SDGsバッチに感じる違和感

何年か前からSDGsのバッチを付けているビジネスマンをよく見かけるようになったが、ぱっと見、SDGsのことをきちんと理解していなさそうなオジサン達が付けていることが多いように思う。

それよりも何よりも、そもそも、あのバッチのセンスは最悪だと思う。まず第一に、デカすぎる。大の大人がスーツの襟に付けるサイズじゃない。第二に、インチキ宗教のバッチのように見える。第三に、『21世紀の免罪符』をイメージする。もう少し小さくてかっこいいデザインならよかったのに…

そんなSDGsバッチを恥ずかしげもなく付けている人々は、なんか胡散臭く感じる。

GもSDGsの理念には大賛成で、推進していくべきだと思っているのだけど、あのバッチには違和感マックスで、どうにかしてくれと言いたい。

 

 

 

年金だけでは生きられない

毎年来る(と思われる)年金定期便というやつがあるが、これを見る度に思うのが、年金だけじゃとても生活できないな、ということ。

世間から見れば恵まれていると言われる公務員のGですらそうなのだから、世の中の大半の人が同じような、あるいは、もっと厳しい状況なのだろう。

こんなことならFXなどに手を出さず、もっと堅実にお金を貯めておけばよかったと、今更ながら後悔している。

「逃げ切り世代」と言われる我々の世代ですらこのような状況なのだから、今の若い人たちが老後を迎える頃には、もっと悲惨な状況になっているだろう。

夢も希望もない話かもしれないが、若い人たちには、つつましやかな生活をし、少額でもいいからコツコツとお金を貯めていくことを強く勧めたい。

サラリーマン生活になじない方の中には、Gのように、起業や投資に走りたい衝動に駆られる人もいるだろうが、大抵はうまくいかないから、やめておいた方がいい。

とにかく日本人の老後は、非常にヤバいことになっている。「自分の老後は自分で守る」という気概を持ち、倹約と貯蓄に努めながらコツコツと働こう。