HSP-Gの日常

アラ還のHSP爺(G)の、サバイバル日記です

眠れぬ夜は…(その2)

Gがメンタルを病んだ時、最初に現れた症状が「不眠」でした。

基本的に睡眠の質が良くないことは前回書きましたが、メンタルを病んだ時は、仕事のことが四六時中気になって、眠れなくなりました。

最初は市販の睡眠改善薬「ドリエル」で何とか眠れたのですが、だんだん効かなくなり、かかりつけの内科医を受診しました。そこで処方されたのが、抗不安薬の「エチゾラムデパス)」でした。最初は週に数回服用していたのですが、やがて飲まないと眠れなくなり、毎日服用するようになりました。

でも、「エチゾラム」も徐々に効かなくなり、ある時から1回に服用する分量を倍に増やしました。それで何とか眠れたのですが、「常習性があるので長期連用は避けた方がいい」と主治医に言われていたので、休前日などは薬を抜くようにしました。しかし、薬を抜いた日の夜は全く眠れず、そればかりか、翌日猛烈な倦怠感に襲われ、起きているのもつらい状態になりました。最初のうちは、それを不眠のせいだと思っていたのですが、ネットでメンタル関係の記事を見ているうちに、それが「離脱症状」(禁断症状)だということがわかりました。

その後、ついに力尽きて病気休暇入りするわけですが、そのあたりのことは、別の機会に詳しく書きたいと思います。ここで言いたいのは「精神科や心療内科以外で安易にメンタルの薬(向精神薬)を処方してもらわない方がよい」ということです。Gのかかりつけの内科医は「離脱症状」について説明をすることなく、風邪薬のような気楽さで「エチゾラム」を処方していました。そのせいでGは薬物依存に陥り、そこから抜け出すのに大変な苦労をすることになったのです。

「不眠」の根本原因に向き合うことなく、とりあえず薬で眠れるようにするだけでは、結局、症状を悪化させてロンバケ(長期休暇)コースになってしまうのです。市販薬で眠れなくなった時点で、躊躇なく精神科か心療内科を受診することをおすすめします。最初は抵抗があるかもしれませんが、事態を悪化させないためには、かかりつけの内科医などでお茶を濁さない方がいいです。