HSPがサバイバルしていく上で、般若心経の一節に出てくる「色即是空、空即是色」という考え方は、とても役に立つと思います。
いろんな人がいろんな解説をしていますが、私の解釈は「この世に執着するに値するものはな~んもない。しかし、そういう考えに凝り固まることも、これまたナンセンス」という感じです。
はっきり言って1人の人間の存在なんて、大宇宙から見れば、顕微鏡でも見えないくらいの本当にちっぽけなものです。
収入が多かろうが少なかろうが、役員まで出世しようが平社員で終わろうが、結婚していようがいまいが、そんなことは大きな問題ではないのです。
こういう適当な話をすると、必ず「きみは般若心経を正しく理解していない」と言う方がいらっしゃいますが、既にその時点でその方は、般若心経の「呼吸」から逸脱してしまっているんじゃないかと、Gは思います。
と言うか、こうしたものは、自分に都合よく理解したらいいとGは考えます。特定の解釈や考え方にとらわれることが、これまでどれほど多くの悲劇を生んできたことか。イデオロギーや宗教をめぐる殺し合いなどがそれです。
「色即是空、空即是色」。これを、自分なりの理解で、ゆる~く人生の指針とされることをお勧めします。