我々の世代にとって松田聖子は特別な存在だ。
彼女が最初に結婚するまでの1980年代前半の約5年間、
我々は彼女の一挙手一投足に注目していた。
…とまで言うのは、大げさかもしれないが、
少なくともG及びその周辺の男たちはそんな感じだった。
あれから40年もの歳月が流れたが、
この間もGは、妻子に隠れて、時々松田聖子の楽曲を聴いてきた。
どうでもいいことだが、Gが最も好きなのは「SWEET MEMORIES」だ。
我々世代の方は、サントリーのCMで最初にこの曲が流れてきたとき、
「誰が歌っているんだ」と大騒ぎになったことを
覚えている人も多いだろう。
そんな松田聖子ファンのGだが、
1980年代後半以降の松田聖子には全く興味がない。
1980年代前半の松田聖子とその楽曲が好きなのだ。
ちょっと変かもしれないが、実際そうなのだから仕方ない。
たぶん、人生で最も気楽で楽しかった時代と重なるからかもしれない。
だが、あんまり浸りすぎるとよくない。
メンタルの活性化には大いに役立つとは思うけれど、
家族や周りの人々に愛想をつかされるリスクがあるからだ。
これからも、周囲から「ドン引き」されない程度に楽しんでいきたい。